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写真の歴史Ⅰ 

写真の歴史

先日、台風24号の真っ只中、大阪・富田林にある「かんぽの宿富田林」を貸し切っての「平成30年度 大阪地区理容師美容師養成施設 教職員研修会」 に招かれて、理美容業界以外のテーマでの勉強をされたいとのことで、「写真の歴史と写真の楽しみ方の提案」 との演題で、おしゃべりをしてきました。

企画段階では、90分の持ち時間でしたので、それなりの資料をつくり、皆様に差し上げて、お話をするつもりでしたが、台風の影響もあり、急遽、各講師の持ち時間を短縮し、2日目に行う予定であった時間を、当日の16時30分からに変更し、持ち時間も40分に短縮する との連絡が、大阪・伊丹空港に到着してからわかり、慌てて、阿部野橋までのリムジンバスに乗車し、近鉄電車で富田林駅まで行き、タクシーに30分弱乗車し、山の上にある会場に辛うじて間にあって到着しました。

会場までの乗り物のなかで、どのように組み立てて短縮してお話をしようか と考えましたが、結論まではでずに、お配りした資料は、ご興味があれば、あとでご覧いただいて・・ということにして、お話をすることにしました。

ご参加される教職員の方々は100人近くとは 事前にお伺いしておりましたが、壇上にたって、30歳代~40歳代の若い先生方がたがほとんどで、さらに、女性が多いには驚かされました。
そして、皆さんが、生徒さんに何か話題のネタになればということなのか、ご興味をもってきいていただき、熱気を感じてのお話ができたと、思っています。

今回は、そのときの資料から、抜粋して、何回かのシリーズにして、ご紹介いたします。

~世界では~

1824年
   フランスのニセフォール・ニエプスが開発したヘリオグラフィーなるものが最初で、
   撮影に8時間を要した。
1839年
   フランスのダゲールが完成させたダゲレオタイプが実用化の始まりで、
   銀メッキを貼った銅板に感光させる仕組み(銀板写真)で、撮影時間は10-15分要した。
   アルフォンス・ジルー商会が、世界初の一般向けカメラとして、ダゲレオタイプカメラを発売
      ●写真の歴史 ダゲレオカメラimg
   ダゲールの特許をフランス政府が買いあげたことにより、一気に写真が普及した。
1851年 
   イギリスのフレデリック・スコット・アーチャーが、感光剤を塗布したガラス板が
   濡れたままの状態で撮影し、すぐに現像するというコロジオン法(湿板写真) を開発した。
   撮影時間は5-15秒に短縮されたものの、撮影するときには、テント暗室をかついで
   いかなければならなかった。 
1871年
   イギリスのリチャード・リーチ・マドリックスが、乾燥したまま使えるガラス乾板を開発した。
1878年
   ガラス乾板が工業化され、湿板写真を駆逐されてしまった。
1880年
   アメリカのジョージ・イーストマンが乾板メーカーを創業し、
   イーストマン・コダックが誕生した。
1885年
   コダックは、ガラスベースではなく、紙ベースのロールフイルムを開発し、並行して、
   エジソンと協力して映画フイルムを開発し、このときに規格化されたのが、
   35㎜フイルムである。
1888年
   コダック初のカメラを発売。
        ●コダック最初のカメラ
   100枚撮影できるロールフイルムが内蔵されており、撮影後、コダックに送り返すと
   10ドルでプリントし、一緒に新しいフイルムを内蔵したカメラが送り返される仕組み。

   当時の宣伝文句は「あなたはボタンを押すだけ。あとはコダックにお任せ。」
     [You press the button, we do the rest.]
   このカメラが、庶民への写真を普及されるキッカケとなったといえる。
1889年
   コダックは、セルロイドベースの映画用写真フイルムを開発したが、
   セルロイドは映写機の熱で発火することも多く、その後、アセチルセルロースを使った
   不燃性のフイルムが誕生した。
1895年
   コダックは、小型カメラ「ポケットコダック」を15ドルで、発売した。
        ●Kokak_Pocket
1900年
   コダックは、「ブローニー」という格安カメラを1ドルで発売し、一気に写真を普及させた
        ●コダックブローニー400px-Brownie2_overview3
1912年
   コダックは、「ウェストポケットコダック」を、世界初の大量生産カメラとして、発売した。
         ●ベストコダック59kodcamve1_enl

写ルンです防水 


写ルンです防水を使ってみる
●写ルンです 防水

あちこちから「スポンサーサイトになっているよ!」とのご指摘。
先月下旬に7泊8日の四国・中国・九州撮影ドライブにでかけたこともあり、その折に撮影した画像の整理に忙殺(まだまだ先はながい)され、メンバーのどなたかがアップされるのを待ってみました。

しかしながら、その兆候もなく、いつまでも放置していることもできず、慌ててアップ。 

早々と夏がきてしまったかと思っていたら、またまた逆戻り。
でも、まだ6月になったばかりですので、夏はこれから・・・

ということで、今回は「写ルンです防水」を使ってみて・・・・

●img023
朝陽の中で、石狩川の中に、「写ルンです防水」をいれて、太陽の光が水面に輝いているところを撮ってみました。

●img021  ●img022
水の中につけてしまうと、水中の写真しか撮れないので、レンズ部分ギリギリまでを水面にして撮ってみました。

この夏は、チョッと「写ルンです防水」で遊んでみようかと思っています。
しかしながら、今回 フイルム現像をだしてみて、現像料680円也にはおどろかされました。

これでは、フイルムも値上がりし、現像料もお高くなって、フイルムに「オサラバせよ!」と、いわれているようなもの。
トイカメラを中心としたフイルム愛好者にとっては、寂しい限りですね。

富士フイルム モノクロフイルム&モノクロ印画紙 製造中止か 

富士フイルムのモノクロ製品製造中止?

 
富士フイルムのネオパン アクロスフイルム フジブロWP印画紙 が製造中止とのこと。
これで、モノクロ製品は全て取り扱いが中止されるようです。

近々中に発表されるもよう。

なお、白黒処理薬品 ミクロファイン、コレクト―ル、スーパーフジフィックス、ドライウェルなどの白黒処理薬品はどうなるのでしょうかね。

※ネオパンアクロスフイルム
中庸感度、超高画質の黒白写真用ネガティブフィルムです。このフィルムは、ISO100としては世界最高水準の粒状性と豊かな階調、優れたシャープネスを備えていますので、ポートレート、風景写真、建築写真、商品写真から顕微鏡写真や複写用途に至るまで幅広い分野の撮影に適しています。
また、優れた相反則不軌特性を有しており、低照度長時間露光による感度低下が非常に少なく、建築写真や夜景などの長時間露光の撮影では特に効果を発揮します。
※フジブロWP印画紙
高感度で純白・純黒調の引伸用印画紙で、一般DP用はもちろん、アマチュア・プロフェッショナルを問わず、医学写真、商業写真、および印刷原稿用などとして、広く活用できる万能印画紙です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
さる4月6日、本年10月から、20120年の10月までに順次販売中止されるとの正式発表がありました。
ちなみにネオパンアクロスフイルムは全種類 本年10月で終了です。

フイルム 昔話 その4 

フイルム 昔話 その4
現像料込フイルム


・3FUJICOLOR N64

1965年(昭和40年)4月に発売された「フジカラーN100」までは、撮影が済むと、すべて郵送で、富士フイルム直営の現像所「富士天然色写真」に送って、現像処理が済むと郵送されて戻ってきていました。
したがって、フイルム購入時には、現像料も一緒にふくまれた金額を支払うことになり、一般的には、「現像料込みフイルム」といわれていました。

東京オリンピックが開催された1964年頃から、富士フイルムは、全国各地(各県最低でも1現像所の開設)に順次現像所網を開設し、フジカラーチェーラボと称してお客様へのカラーフイルムのサービス網を拡充していきました。

これらのサービス体制の拡充に呼応して、「フジカラーN100]を新発売し、従来の「現像料込フイルム」から「現像料を分離したフイルム」価格に変わりました。

もちろん、市場では、従来の「現像料込フイルム」の在庫もありましたので、新たに設立された現像所がその対応をして、処理納期の短縮化をはかっていきました。

今回は、この「現像料込フイルム」について、手元にある「フジカラーN64(1963年10月発売)」の事例でご紹介します。


フイルムの小箱のふたを開けると、小箱の中には、こんな形で詰め込まれています。
・9現像料込 ふたを開けると

それらをひろげてみると
・10FUJICOLOR 現像料込N64DSC_3665

フイルムのほかに、現像依頼郵送用の布袋と説明書各種
ちなみに、フイルムのそばにある黒いものは、パトローネの芯に差し込まれた乾燥剤です。

撮影が済むと現像依頼のための郵送袋で発送
・11現像料込 返送袋(A) 表側 ・12現像料込 返送袋(B) 裏側

富士フイルム直営の現像所は、主要都市にありましたので、自宅の近くの住所のラベルを貼って発送しても構いませんでした。
・13現像料込 返納袋宛先シール

現像料込フイルムの説明書は表面が日本語、裏面が英語でかかれています。
・15現像料込 説明書(日本語)・16現像料込(英文)

返送時の注意書き
・14現像料込 返送時注意書き

プリント依頼時の説明書  
・17現像料込 プリント説明書  ・18現像料込 プリント説明書裏面


「フジカラーN64」の現像料込フイルム価格は、35㎜12枚撮りが380円、20枚撮りが500円でした。

ちなみに、各地の現像所が処理をすると、フイルムの先端部分(ベロといっていました)を、一か月纏めて所定の報告書に貼って送ると、12枚撮りで80円、20枚撮りで110円が、精算されてきました。

森永ミルクキャラメル16粒入りで20円の時代ですが、高かったのか、安かったのか・・・・?

フイルム 昔話 その3 

フイルム昔話
135カラーリバーサル&カラーネガ フイルムのご紹介

リバーサルカラーフイルム編
9-135R1DSC_3470.jpg   1849年10月発売
FUJICOLOR SAFERY FILM
外型反転方式 不燃性セルロースダイアセテートベース採用
ASA感度10

10-135R2DSC_3462.jpg   1955年10月発売
FUJICOLOR REVERSAL
ASA感度10

11-135R3DSC_3465.jpg   1958年10月発売
FUJICOLOR REVERSAL
内型 不燃性自社製TACベース採用
ASA感度10

12-135R4DSC_3466.jpg   1961年7月発売
FUJICOLOR R100
ASA感度100

13-135R5DSC_3469.jpg   1966年4月発売
ニュータイプR100
オイルプロテクト型カプラー採用
現像料分離 以後全国の総合ラボにて、順次リバーサル処理体制展開

ネガカラーフイルム編
・1FUJICOLOR N32  1958年10月発売
FUJICOLOR Nフイルム 
フジフイルムが初めて発売したFUJICOLOR NフイルムはASA32
不燃性自社製TACベース採用

・2FUJICOLOR N50  1961年10月発売
FUJICOLOR N50
ASA感度50

・3FUJICOLOR N64   1963年10月発売
FUJICOLOR N64
新たに開発したカラードカプラーとともにオレンジ色マスクのフイルムベースを採用
ASA感度64

・4FUJICOLOR N100   1965年8月発売
FUJICOLOR N100
現像料分離
ASA感度100

・5New FUJICOLOR N100   1971年4月発売
ニュータイプFUJICOLOR N100
オイルプロテクト型カプラーを採用
ASA感度100

・6FUJICOLOR FⅡ   1974年11月発売
FUJICOLOR F-Ⅱ
ASA感度100

・7FUJICOLOR FⅡ400   1976年10月発売
FUJICOLOR F-Ⅱ400
世界初の高感度カラーネガフイルム
ASA感度400

・8FUJICOLOR FⅡ-24EX   1976年10月発売
FUJICOLOR F-Ⅱ
FUJICOLOR F-Ⅱ400の発売にあわせ、さくらからー24対抗策として24枚撮りを採用
ASA感度100